パソコンを見ていましたら つぎのような コシナに送った手紙が出てきました。重複する箇所も多いのですが掲載いたします。
ベッサR2は すばらしいカメラです。シャッター音を小さくできれば完璧ですがとにかくこんなにいいカメラは久しぶりです。ベッサTで使えなかったレンズズミルックス 35mmなどが使えるようになって理想のカメラに近づきました。 以下 思いつくままに 勝手に述べます。
フォクトレンダ- ベッサR2 を使って思う
連動距離計付きライカがM7でAEとなった。ベッサR2の次ぎは当然AEのベッサR3であろう。オリンパスがM1を発売したときエルンスト・ライツ社はM1の名称についてクレームをつけた。結果としてMAITANI-1はOM1という名に変更された。ベッサR3について現在のライカ社が文句をつけるかどうかわからないが、事前に確認してR3の名称に問題があるようならR2Aとしたらよい。ライカM7がプロトタイプのときにM6Aとしてテストされていたようだがこれなら文句を言うまい。コシナがつくるのだから電子シャッター搭載ライカMマウントのAE機はたやすいことであろう。その際、ストロボTTLオートはもちろんのこと、できればシャッターの最高速度を1/4000まで上げて欲しい。連動距離計付き35mmカメラのスナップ撮影には35mm、28mmのレンズが使いやすいとされているが、90mm、135mmのレンズを使ってのスナップ撮影も有効でとくにファインダー内で「画面を切り取る」ことができるのは通常の35mm一眼レフカメラではできないことである。このとき高速シャッター搭載による手振れ防止のメリットは大きい。 つぎのステップはAFでライカ社はRのAF化を中断したようだがMボディではさらに困難が予想される。裏蓋開閉式のベッサならフィルム面(焦点面)を前後させる形で実現可能だろう。このときに、最短距離から無限遠までフィルム面を移動させてピントを合わせる必要はまったくない。前後1mmか2mmで充分で、まずある程度ファインダーを覗きながら手動でレンズのヘリコイドを動かしていき大体合焦したところでシャッターボタンを押す。その後フィルム面を少し前後して精密なピントを合わせればいい。この方法ならそれ程ボディの厚みを増さなくても可能であろう。 カメラレビュー誌で、織間勇氏がリコーの一眼レフをライカスクリューマウントにした記事を読み、さっそく真似をして一台作った。続いてライカMマウントのものもつくった。ベッサLがでたとき、このアクセサリーシューを2個のホットシューに改造した。また一台はMマウントにし1個のホットシューに改造した。ベッサTが発売になったときにはズミルックス35mmが使えるようにとマウント内部の角張ったところを当たりを見ながら削ってみたのだが結果は惨憺たるものでアクセサリーシューをホットシューにするくらいしかできなかった。今度のR2では、もはや素人の出番はまったくなくなってしまった。 ライカが長期間支持を得られたのは膨大なシステムとしての優秀性はもちろんのことだが、古くから新型への改造を引き受けたりし顧客の要望に応えてきたこともあるだろう。そこでコシナに是非ともお願いしたいのは、ベッサLからRへ、ベッサTからR2へというような改造の引き受けである。費用は改造後のボディ価格の50%+10,000円程度でいかがだろうか。まじめに改造をしたのではコスト的に合わないというなら新品ボディのナンバー部だけを元のものにして必要なら番号の後に「改」とか「*」でも入れればよい。これならベッサRからR2へ、ベッサLからR2へということも可能である。 またアクセサリーについてますます充実されて楽しませて頂いていますが、さらに次ぎのようなものはいかがでしょうか。 1.ステレオレンズ 現在ライツのステマーなどは非常に高価となっています。ステレオニッコールなどめったに見ることができません。ステレオ写真には何十年かの周期があるようで今から次ぎのブームの時のために開発するのもいいし、最低何個の注文が集まったら製品化するなどとして希望を募るのもいいと思います。 2.電動または ぜんまい式のモータードライブ装置
益々のご発展をお祈りしています。
というものです。考えていることに進歩がありません。